2012年10月24日(水)

RSSリーダーこそ最強の情報収集ツール!?

2010年にはいくつかのRSSリーダーのサービスが停止されました。
 

RSSフィードを登録して情報を収集するよりも、Twitterなどのソーシャルメディアを使って「人づて」に情報を収集した方が効率が良いと思う人が増えたからでしょうか。あるいは、一般ユーザーにとっては、RSSリーダーで収集するほど、まとめて確認したい情報は少ないということでしょうか。
RSSを知らない人、RSSを知っているがRSSリーダーをまだ使ったことがない人も多いようです。
 

2010年の調査レポートでも情報収集にはTwitter利用が一番多く、RSSリーダーは少ないという結果がでています。(※下記参照)
 

最近、RSSリーダーに再び注目が集まってきています。

ソーシャルメディア等の利用で多くの情報が拡散して点在することで、一箇所でまとめて確認できるツールとしての便利さが再認識されてきたようです。

 Twitterとの違いやメリットは

・Twitterは文字だけのコミュニケーションで画像や動画には弱い、RSSリーダーなら本文まま読める
・TwitterもFacebookもRSSリーダーにまとめて登録できるので情報を一元管理できる
 

また、RSSリーダーをニュースビューアーやまとめリーダーとして再定義したツールもでてきています。RSSリーダーのコンパクトな構造から、今後スマートフォンの普及とともに利用が増えるように思います。
 

■「RSS」と「RSSリーダー」

「RSS」は、Really Simple Syndication、Rich Site Summaryの略語で閲覧サイトの更新情報を自動的に配信します。コンテンツはテキストに限らず、オーディオ、動画などの形式にも対応しています。
「RSSリーダー」では、それらの情報を購読し、閲覧または視聴することができます。フィードリーダーとも呼ばれます。

※RSSを全く知らない方へ:Webサイトの新着情報やお知らせ欄にあるオレンジ色のアイコンを見たことはありませんか?このブログでは、カテゴリー欄の下にあります。クリックしてみてください。これらがフィードです。

 ●こんな時に・・・

・複数のWebサイトの更新情報をまとめて知りたい
・短時間で一括で更新情報を確認したい
・新しい情報をすぐに知りたい
・情報を見落としたくない
・不定期更新のWebサイトの更新を知りたい
 

複数のウェブサイトやブログの更新を、実際にサイトにアクセスしたりメールの受信トレイを確認しなくても、簡単にチェックできます。該当するコンテンツフィードを購読し、いつでも読めるように情報を一箇所にまとめることで、閲覧を効率化できます

参照データ
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■MMD研究所
スマートフォン・ソーシャルメディアの市場規模やユーザー動向を調査・分析

●『ビジネス関連の情報収集ツールとして活用しているソーシャルメディア、ツールについて調査』
MMD研究所登録会員及びTwitterで募集した一般社会人の回答者を対象

・ 調査期間 … 2010年7月27日
・ 有効回答 … 261人

「Twitter」が55.9%と最も多く、次いで「各種RSSリーダー」が32.6%、「Googleアラート」が28.7%
 

●『ビジネスに活用しているデジタルツール(クラウド環境)に関する実態調査』
MMD研究所のビジネス会員を対象としたオンライン調査

調査期間 … 2010年9月21日~2010年9月27日(7日間)
・ 有効回答 … 486人
・ 対象内訳 … iPhoneユーザー 209人(43.0%): 非iPhoneユーザー 277人(57.0%)

「情報収集やコミュニケーションなど、ビジネス用途で利用しているサービスは?」

「Twitter」を利用しているという回答が全体の64.8%ともっとも多く各種RSSリーダーは3位28.6%。
mixi(30.9%)各種RSSリーダー(28.6%)Skype(22.8%)Facebook(22.2%)など(※利用サービス・ツールについては複数回答)
 

■インターネットコム株式会社と株式会社マーシュ「サイト閲覧の習慣に関する調査」
2010年2月3日~7日 全国在住の10代~60代以上の男女300人

「主にどのような方法でサイトをチェックしますか」
最も回答を集めたのは「お気に入りから」で85.0%(249人)。以下は「アクセスのたびに検索」6.8%(20人)「履歴から」6.1%(18人)「RSS リーダー」1.0%(3人)と続いた。
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■どのくらいのフィード登録者がいるのか

特に利用者が多い「Googleリーダー」「Livedoorリーダー」の数字でみると
※その他に「はてなアンテナ」があります。

(2012/10/22) GoogleReader +  LivedoorReader
●日本経済新聞   829,539   100位以下?記載無し

●朝日新聞デジタル 701,409 + 113,53
 

日本経済新聞デジタル版は有料会員数が21万7716人、無料登録会員を合わせた会員総数は146万6412人(2012/7/18)
登録者数 829,539 という数字は、その内の56%の人がRSSを利用している見当になります。
この割合は、少ないのか多いのか。(※紙を合わせた購読数は318万8391人)
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■RSSリーダーを使う最大のメリットは、あまり情報が更新されないWebサイトにあります。

Webサイトを訪れても更新されていなかった場合は、訪問が無駄骨になりますが、RSSリーダーなら更新があった時だけわかります。更新がまれでも必ず確認したいWebサイトが複数ある場合は特に便利です。
 

では、RSSリーダーの中で、どのリーダーが使いやすいのでしょうか?
インストール型ではなく、Web上で利用できるものでは「Googleリーダー」が簡単でおすすめです。手近なところでは、Internet Explorer7,8,9やOutlookメールでも閲覧可能です。


■「Googleリーダー」

●確認頻度
約1時間に1回登録フィードの更新を確認します。 登録ユーザーが少ないフィードの場合は、これより確認回数が少ない場合があります。
 

●登録数を知りたい場合
登録数は、「トレンド>登録フィールド」のトレンドで「登録数が最少」というタブに登録者数が表示されます。集計の対象となるのは GoogleリーダーとiGoogleのユーザーです。自社サイトやブログも登録すれば購読者数もわかります。
 

●おすすめ自動表示
Googleリーダーには、初期設定をする以前に既にいくつかのWebサイトが登録されています。
それ以外にも、Googleリーダーを利用していくにつれて、おすすめのフィードが自動で生成されます。既に登録しているフィードに基づいて選ばれるので、似たような関心を持つ人に人気のフィードがわかります。
 

●使い方のコツ
デフォルトでは、記事が全文表示されています。
1)情報量が多くなると読みづらいので全てリスト表示(一覧表示)に切り替えます。
2)記事一覧から読みたい記事にスター(各記事頭にある★マーク)をクリックしてざくっと選別します。
3)左メニューから、スター付きアイテムでソートして後からまとめて読みます。
また、最初は受信した全ての情報が表示されるので、新着だけの更新情報の表示に切り替えましょう。
これらは、ホームの上部タブにて設定変更できます。
 

※フォルダーの分類は、分野別ではなく情報の優先度順で区分した方が使いやすいようです。
 

●スマートフォンでの利用
スマートフォンで同期します。
【Andoroidの場合】Google公式アプリの『Google Reader』(無料)を使えば、オフライン購読機能を使って事前にダウンロードした記事を移動中に読めるので大変便利です。ただし設定は英語です。


●TwitterのRSS登録
URLで追加する(2012.10.1 twitter仕様変更後)
[https://search.twitter.com/search.atom?q=from:アカウント名]
 

※注意:TwitterからのRSS取得が2013年3月5日で打ち切りへ
 

検索結果の登録
[http://search.twitter.com/search.atom?q=検索ワード]
 

※Facebookの購読も可能です。
 

2012/10/24 15:19 | RSSリーダー

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