オンラインストレージサービスとは、オンラインで外部記憶装置(ストレージ)を使えるサービスのことです。
主なメリットとして
・USBを持ち歩かなくていい
・他の人とのドキュメント、写真、映像ファイル等の共有
・外出先でファイルを忘れてもダウンロードで利用可能
・必要なデータのバックアップ
ネットに接続された環境があれば、どこからでもデータを利用できるのが最大の利点です。
日本でも、ここ1年でこういったクラウド型のストレージサービスが増えましたが、容量と金額で比較すると、どうしても海外のサービスの方が優勢です。
日本語での細かな説明が必要な方やサポート面が気になる方は、日本のストレージサービスを利用することになりますが、最近は海外のサービスも日本語サイトができたりサポートに力を入れてきています。
海外サービスの中で、セキュリティ面、ローカルファイルとの同期、アップロード制限無、スマートフォン対応等で絞り込むと以下の3つが代表的です。
データの暗号化に関しては、主要な銀行のシステムで利用している安全レベルとほぼ同等という表現が使われています。
●SugarSync
5GBまで無料 30GBで520円/月~ ※紹介制で最大32GB 自動的に最新版と5世代前までバックアップ
●DropBox
2GBまで無料 100GBで$9.99/月~ ※紹介制で最大20GB 10世代前までバックアップ
●Google Drive
5GBまで無料 25GBで$2.49/月~ 30日以内は古い世代もバックアップ
※その他
SkyDrive(米Microsoft)
7GBまで無料 30日以内は古い世代もバックアップ
サービス内容は、日々更新されていますので、ご利用時には、改めて最新情報をご確認ください。
この中でもDropBoxは、特に設定が簡単なためか一挙に利用者が増えました。バックアップだけが目的なら容量が大きいサービスを利用することになりますが、Google DriveやSkyDriveは、各アプリケーションと連携して編集機能等が使える点が異なります。
Google Driveでは、HD動画、Adobe Illustrator、Photoshop等をブラウザーで開くことができるのは優位点です。用途別に使い分けるのもありでしょうか。
私は、一時期DropBoxを使っていましたが、現在はSugarSyncをメインに使っています。
設定の簡単さではDropBoxです。SugarSyncは、少し設定が手間ですが、DropBoxに勝る点は、DropBoxはDropBox内だけの同期ですが、SugarSyncはデスクトップやその他も同期できます。
データを上書きしてしまった時などに古い世代の自動バックアップ機能があるので大変助かっています。
ただし、どのネットワークサービスにも言えることですが、通信回線を使うため、アップロードや同期の速度が遅い場合があるようです。
バックアップされているという過信は禁物です。
※補足情報
7月31日付ニュースで、「DropBoxは、メールアドレス流出疑惑に対して、流出はなかったが従業員のリストが利用されたとしてログインに二段階認証機能を採用することになった。」という最新情報が入っています。
個々の利用者の責任を持って各種サービスをご利用ください。